スマホの画面を「見せない」から「上手に使っていく」へ

後藤舜アナウンサー:
「また、認定こども園の中には早くもタブレットを取り入れているところもあります」

仙台市青葉区の認定こども園TOBINOKOです。

5年前からタブレット端末を使ったICT教育を3歳児から活用しています。

園では、ICT教育を月3回程度で1時間以内の活用にするなど、幼児のスクリーンタイムには細心の注意を払って活用しているといいます。

認定こども園TOBINOKO 飯田あゆか主幹保育教諭:
「1人1台ではなくペアかグループで1台の端末を使っていく、その中で協調性や共同性を学んでほしい。今は先生たちが提示するルールのもとで、決められた時間でやっている」

保護者:
「スクリーンで自分が作ったものを見てうれしく思う気持ちは多いと思う。空間的に感覚としてつかめるのはとてもいいこと。(園で)いろんなことを取り入れてくださっているのはいいことだと思う」

そして、園では「目的を持った行動」を特に意識して、ICT教育だけでなく、ルールを決めたうえで、自由な遊びやスポーツなどの活動を積極的に取り入れて、子どもたちの成長をサポートしているということです。

村上晴香アナウンサー:
「今回の研究は子どもの発達に関するものでしたが、画面を長時間見ることは、視力を低下させる心配もありますよね」

後藤舜アナウンサー:
「テレビやスマホに代わるものとしては、絵本の読み聞かせ、適度な運動など、屋内と屋外、さまざまな活動をバランス良く取り入れることが、子どもの心身の健康にもつながりますよね。と口で言うのは簡単ですが、どのご家庭もスクリーンタイムとどのように向き合うのかは悩ましい課題だと思います」