政府の備蓄米について、仙台に本社があるアイリスオーヤマが、随意契約を申し込み成立しました。6月2日には、宮城県内の店頭に並び、価格は税抜き5㎏2000円となる見込みです。

アイリスオーヤマの東京のオフィス。27日に担当部長が、備蓄米の随意契約成立を大山晃弘社長に報告しました。

アイリスオーヤマ 田中伸生管理本部長:
「財務には確認済みで、社長決裁あれば支払い可能ということですので、ご承認お願いします」

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長:
「この状況ですので、すぐ支払いをしてください」

その場で決済。アイリスオーヤマに備蓄米が売り渡されることが確実となりました。

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長:
「緊急の事態ですから、できるだけ早い判断ができればと思います。(Q:店頭販売は)6月2日を目指しています」

政府の備蓄米には、27日午前9時時点で楽天グループやドン・キホーテの運営会社など19社が申し込んでいて、申し入れ数量は、合わせて9万824トンです。

県内では、アイリスオーヤマのほかに石巻市の小売店も10トンを申し込んでいます。

アイリスオーヤマの備蓄米は、2022年産の1万トンで29日から亘理町の精米工場に運び込まれ、6月2日から、店頭での販売とインターネット販売の受け付けが始まるということです。

価格について大山社長は、5㎏税抜き2000円で販売すると話していて、備蓄米とわかるシールを貼り店頭に並べる予定です。

午後からは小泉農水大臣との意見交換が行われました。

小泉農水大臣:
「どのようなイメージで6月2日以降並べていくのか伺いたい」

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長:
「ホームセンターの店もあるので、そちらでも店頭販売していく」