3月で開館から6周年となる宮城県気仙沼市の震災遺構・伝承館で特別フォーラムが開かれ、高校生の語り部たちがこれまでの活動を報告しました。

高校生の語り部
「東日本大震災当時の話を聞いてくれた人が泣いていて・・・」

特別フォーラムでは、気仙沼向洋高校の3年生3人が登壇し、これまでの活動を報告しました。3人は中学校のときから語り部を務めてきたということです。会場には市民ら50人が集まり発表を熱心に聞いていました。

来場した市民
「高校生ということは震災をほとんど知らないですよね。勉強して自分の口から話すことは大変な事。我々市民にとっては誇り」

高校生の語り部・畠山菜都さん
「(語り部を)やるにつれて、自分が知った事や記憶を来館者や後世に伝えたいという思いが強くなった」

2019年3月に開館した気仙沼市の震災遺構・伝承館には、これまでおよそ33万人が来館しているということです。