佐藤光樹 塩釜市長:
「関連する業界の皆様方が当然休止になれば仕事がありませんので、多大な影響を受けていることは直接も側聞もさせていただいていますが」
卸売会社による不適切な取り引きを受け、塩釜市魚市場の利用が休止してから2週間近くとなります。塩釜市の佐藤市長は6日の会見でこのように述べ、物流業者の仕事が無くなるなど魚市場の利用停止で影響が広がっていることを明らかにしました。そのうえで不適切な取り引きをしていた「みなと塩釜魚市場」に対し、責任の重さと向き合い関連業者への対処をしてほしいと述べました。

塩釜市魚市場を運営する「みなと塩釜魚市場」は、売上伝票の一部を架空の会社の名義に書き換え漁船に合わせて1億4500万円を渡す不適切な取り引きをしていたことがわかっています。塩釜市は、みなと塩釜魚市場に対し2月22日から1か月間、魚市場の施設を使わせないようにする行政処分を下しています。

塩釜市は今回の問題を受け、近く、水産業の在り方について話し合う協議会を設置するということです。