今シーズン最後の渡り鳥の生息調査が6日行われ、宮城県北部の伊豆沼では繁殖地へ帰る北帰行がほぼ終わっていることが確認されました。

生息調査は県内の沼や河川およそ500か所で一斉に行われました。栗原市と登米市にまたがる伊豆沼でも県伊豆沼・内沼環境保全財団の職員がマガンやハクチョウなどの数を調べました。県内のマガンの北帰行は例年より10日ほど早い1月下旬から始まっており、6日の伊豆沼ではマガンなどの飛び立ちが少なく静かな朝を迎えていました。

県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:
「今年の北帰行は1月下旬から始まって、2月上旬の寒波で足踏みした。そのあと北帰行が進み、きょうのカウントでほぼ北帰行は終わりとみていい」

北帰行を始めた渡り鳥は秋田県や北海道などを経由ながらおよそ4000キロ離れた繁殖地のロシア極東に向かいます。伊豆沼ではピーク時、10万羽を超える渡り鳥が飛来していました。