3月で東日本大震災の発生から14年となります。宮城県南三陸町役場の敷地内に、
震災で犠牲になった職員を追悼する慰霊碑が建立されることになり、14日から工事が始まりました。

慰霊碑が建立されるのは、宮城県の南三陸町役場南側の広場で、14日は、工事業者が重機などを使いながらコンクリートのタイルをはがしていきました。

南三陸町では、防災対策庁舎をはじめ、町の施設などで39人が犠牲となりました。町の元職員ら有志は、2024年7月に防災対策庁舎が、町有化されたことを区切りと捉え慰霊碑の建立に向けて寄付金を募ってきました。

慰霊碑は、高さ1.6メートル幅1.2メートルで遺族の同意が得られた職員37人の名前が刻まれます。

南三陸町企画課  小野泰堂さん

南三陸町企画課  小野泰堂さん:
「一緒に仕事をして、一緒に過ごした職員の思いが残るという事は、すごく良い事だと思う。あの日を忘れないという想いを込めて出来上がったら良いと思います」

南三陸町役場の慰霊碑は、3月9日に除幕式が行われる予定で若手職員に、震災について伝えていく役割も担うということです。