干物や笹かまぼこなどの自慢の水産加工品を問屋や百貨店のバイヤーに売り込む商談会が、5日に宮城県塩釜市で開かれました。
中には、従業員が考案した特別メニューを振る舞ったメーカーもありました。
塩釜市魚市場で開かれた商談会には、宮城県内の水産加工会社22社がブースを出しました。集まった県内外の問屋や百貨店のバイヤーに干物や笹かまぼこといった、こだわりの商品を売り込みました。

宮商営業部 佐々木一実課長:
「焼いたり煮たりしている簡便商材を売りたいというのが目的、(バイヤーには)便利と言ってもらえた」
仙都魚類冷塩部 我妻和樹さん:
「メーカーの方と話をしながら、今後使っていく商材について、いろいろ知られて良かった」

こちらのブースでは、揚げかまぼこをしば漬けやシソの入ったタルタルソースで味わう一品や揚げかまぼこを具に加えたクリームシチューなどの試食も!自社製品のさまざまな味わい方を知ってほしいと従業員が考案しました。

阿部善商店営業部 松川宏一部長:
「こういう食べ方があるのかと感想をいただいて、調理提案ができて良かった」

この商談会は、原材料の高騰などに苦しむ地元の水産加工会社などに販路を拡大してもらおうと塩釜商工会議所が主催したもので5年ぶりの開催です。