能登半島地震の被災地支援に役立ててもらおうと、仙台市で29日、廃車となる軽乗用車1台がカーシェアリングの協会に寄付されました。

仙台市泉区の室井秀一さんと高橋純子さん親子。父の室井さんが、年齢を理由に運転をやめることになり、車検切れの軽乗用車1台を寄付することを決めました。

車を引き取った宮城県石巻市の日本カーシェアリング協会は、能登半島地震の被災地に無償で車を貸し出す活動を続けていて、今回寄付された車はリサイクルされ、その金額が、無償貸し出し支援の事業費になるということです。

車の寄付をした高橋純子さん:
「ただの鉄くずになるよりは、どこかで役に立ってもらえれば。父もそんな風に誰かの役に立つならいいなと思ってくれた」

この取り組みは2月28日まで実施されています。どんな状態の車でも寄付することができ、これまでに30台を引き取ったということです。