3月6日、宮城県石巻市にある水産加工品の販売店で購入したアジの刺身などを食べた30代の男性が腹痛などを訴え胃からアニサキスが見つかりました。県は食中毒と断定しこの店に対し、8日の1日間生食用の魚介類の取り扱いを停止させる処分を出しました。

営業の一部停止処分を受けたのは石巻市にある水産加工品の販売店です。県によりますと、30代の男性は3月6日この店で購入したアジやヒラメなどの刺身やヤリイカの寿司を食べたところおよそ5時間半後、腹痛とじんましんの症状が出たということです。男性が富谷市内の医療機関を受診したところ胃から寄生虫のアニサキスが検出されました。原因と考えられる食品がこの商品だけだったことなどから、県は食中毒と断定し、この店に、8日の1日間生食用の魚介類の取り扱いを停止する処分を出しました。男性は入院しておらず、快方に向かっているということです。

アニサキスはアジやイカなどの魚介類に寄生していて、県は魚介類をマイナス20度で24時間以上冷凍したり70度以上で加熱したりして食中毒の予防を徹底するよう呼びかけています。