フットサルのトップリーグ「F1」で戦うヴォスクオーレ仙台。しかし、今シーズン、まだ勝ち星が無く最下位の中、12日、ホームで初勝利を目指し、熱い戦いを見せてくれました。

5年ぶりの「F1」で迎えたホーム最終戦。今シーズン最多となる1500人を超えるサポーターが初勝利へ声援を送ります。

サポーター:
「1分1秒大事に最後まで全力を尽くして戦ってほしいです」
「とにかく勝ってもらいたい。ヴォスクオーレがんばれ!」

対する相手は、リーグ戦3位の強豪「しながわシティ」。

20分ハーフで戦う、Fリーグ。1点を追う後半。仙台は、立ち上がりから点を奪いに行きます。

しかし、相手にコーナーキックを与えるとボレーシュートが決まり点差を広げられます。さらに、前掛かりになった裏を狙われ、立て続けに後半だけで3失点。

なんとか立て直したい仙台。しかし、またもやPKのピンチ。ここは守護神・税田のナイスセーブで追加点を与えません。

すると16分。1点を返し、反撃ののろしを上げます。

試合終了間際、意地を見せたのは仙台市出身の柴田のゴールなどで1点差に詰め寄ります。

逆転まであと2点。最後までサポーターの声援に応えようと諦めない選手たち…。しかし…。わずかに届かず、3対4で敗れホームで初勝利とはなりませんでした。

ヴォスクオーレ仙台 中島千博監督:
「まだ少しでも望みがあるので、この選手たちと最後までしっかり戦い抜いて(F1の舞台に)帰ってきたいと思います」
サポーター:
「最後の追い上げがとても印象的で感動しました」
元ヴォスクオーレ仙台 倉橋洋介さん:
「ファンやサポーターのみなさんに1個でも2個でも勝利を届けられるように頑張ってほしいなと思います」

ヴォスクオーレ仙台は、シーズン終了後、12チーム中、下位6チームによるファイナルリーグ5試合を戦います。それにレギュラーシーズンとの勝ち点の合計で順位が決定。最下位は、2部に自動降格となります。厳しい戦いが続きますが、1部残留へ頑張ってほしいと思います