宮城県での去年のサンマの水揚げ量はおよそ7400トンと、記録的な不漁が続く2021年以降では最多となりました。

全国さんま棒受網漁業協同組合によりますと、宮城県での去年のサンマの水揚げ量は、前年よりおよそ2500トン多い7421トンとなり1.5倍に増えました。過去最低だった2021年の3459トンと比べると2倍以上に増えています。

漁港別では、気仙沼港が3656トン、女川港が3765トンでした。

ただ、近年のピーク時、2008年のおよそ9万8000トンと比べると1割以下にとどまっていて依然として低水準です。組合では、去年は排他的経済水域の外の公海で多くのサンマが獲れたため、日本近海での資源の回復や環境の改善があったわけではないと説明しています。