飼料価格の高止まりが続く中、今年初めてとなる子牛の競りが14日から宮城県美里町の市場で始まりました。

美里町のみやぎ総合家畜市場では、畜産農家らが三本締めをして初競りを祝いました。

このあと、栗原市や美里町などで育てられた生後10か月前後の子牛が競りにかけられていきました。

JA全農みやぎによりますと、去年、子牛市場での1頭あたりの平均価格は前の年より3万3000円安い55万円ほどでした。

JA全農みやぎ 佐野和夫会長:
「担い手が確実に育つ経営をバックアップしていかなければいけない」

畜産業を巡っては、輸入に頼っている配合飼料の価格が高止まりしていて、生産者にとって厳しい経営状況が続いています。子牛の初競りは、16日までで、1090頭が取り引きされます。