宮城県名取市の中学校で9日、地元で穫れた「仙台せり」を使った給食がふるまわれ、生徒が香りや食感を楽しみました。
このうち、全校生徒804人の名取市立増田中学校でも、セリを使った「白玉団子汁」が出されました。市内で収穫された「仙台せり」を細かく刻み、ダイコンやニンジンとともにしょう油ベースの味に仕上げた一品です。生徒は、セリの独特な香りや食感を楽しんでいました。

1年生の生徒:
「セリが結構、刻まれていっぱい入っていて、シャキシャキしておいしい」
「地元の有名なセリがこうして出るのはうれしい。セリが好きなのでたくさん食べたい」

名取市内の生産者でつくる組合は、毎年この時期、子どもたちに地元の特産の味を知ってもらおうと「仙台せり」を無償で提供しています。9日は市内のすべての中学校の給食で提供され、15日には小学校でもふるまわれるということです。