宮城県警によりますと2024年11月までに県内で確認された特殊詐欺の被害は332件で、約11億9000万円にのぼっています。
これは統計を開始した2004年以降、最悪の年間被害額になっています。

このうち家族や警察官などを装う「オレオレ詐欺」による被害額が約8億4000万円と全体の7割程度を占めています。
また、2024から特殊詐欺とは別に統計を取り始めた「SNS型投資詐欺」が80件で約6億7000万円、「ロマンス詐欺」が115件で約8億3000万円の被害が出ています。
これら2つの詐欺の被害額を合わせると約15億円と特殊詐欺を約3億1000万円上回っています。
県警では防犯講話やSNSを活用した幅広い広報活動を通して被害抑止に努めるとしています。