宮城県石巻市の震災遺構・大川小学校で、外壁のタイルが落下したことを受け、市は、7日から修復工事を始めました。

大川小学校では12月19日、校舎の南東側にある外壁のタイルが幅3.5メートル、高さ1.6メートルにわたって落下しているのが見つかりました。

7日は、石巻市の担当者と業者が現地を確認し落下したタイルを取り除いていきました。8日以降、接着剤を注入して他のタイルが剥がれ落ちるのを防ぐ応急工事を行い、その後、タイルが落下した部分の修復工事に取り掛かる予定です。

石巻市震災伝承推進室 鈴木良彦室長:
「これ以上(タイルの落下が)拡大しないように、この部分については早急に対応していきたい」

大川小学校では、震災の津波で児童と教職員合わせて84人が犠牲となり、被災した校舎は、2021年から震災遺構として公開されています。