県をまたいだ強盗事件などの犯罪への対応を強化しようと6日、宮城県警と福島県警が初めてヘリコプターを使った合同の緊急配備訓練を山元町の県境で実施しました。
上空から、犯行車両を追跡するヘリコプター。

訓練は、福島県新地町のコンビニエンスストアで発生した強盗事件の犯人2人が、国道6号を車で北上し宮城県山元町まで逃げてきた想定で行われました。

この訓練は、県境をまたぐ犯罪への対応を強化しようと2009年からはじまり、今年は、宮城・福島両県警の警察官30人が参加しました。
今回は、初めてヘリコプターを使い、上空と地上で連絡をとりながら逃走車両を追跡し犯人を迅速に取り押さえるまでを確認しました。

亘理警察署 斎藤亮次長:
「両県が連携して的確に対応できたと思います。さらに練度を高めて発生後間もない犯罪を鎮圧したい」

県警では、闇バイトによる強盗事件が首都圏で連続して起きていることに警戒感を強めていて、今後も他県の警察との協力体制を構築したいとしています。