生物多様性の保全が図られている区域を認定する環境省の「自然共生サイト」に宮城県南三陸町のFSC山林が選ばれました。
環境省の自然共生サイトに認定されたのは、南三陸森林管理協議会が管理するFSC山林2471ヘクタールです。

FSCは、持続可能で適切な森林管理を広める取り組みです。自然共生サイトとは企業の森や里地里山などの生物多様性の保全が図られている区域を指します。南三陸町では震災後、自然との共生を目指していて、FSC認証林内で多様な動植物の生態系が確認されているほか、絶滅危惧種イヌワシの生息環境整備に努めていることが評価されました。

南三陸森林管理協議会 佐藤太一事務局長:
「今までやってきた森林管理の方針が、ネイチャーポジティブにも寄与していることが改めて明確になったと思っている」

今回の認定を受け、取り組みが広く紹介されて町の活性化につながると期待されています。