強い冷え込みで、仙台管区気象台は20日朝、初霜と初氷を観測しました。初霜は平年より6日遅く、初氷は平年より3日早い観測です。
けさの宮城県の気仙沼湾の様子です。海水温と気温の温度差で発生する幻想的な気嵐(けあらし)が現れました。

県内は放射冷却の影響で気温が大きく下がり、最低気温は、気仙沼で氷点下1.2度、仙台で1.2度など、すべての観測地点で、今シーズン一番の冷え込みとなりました。
伊藤諒気象予報士:
「けさは穏やかに晴れまして、かなり冷え込みました。寒いです。こちらの草の表面、白くなっているのが分かります。霜が降りているんです」

この強い冷え込みで、仙台市内ではけさ、河川敷の葉に霜が降りました。
仙台管区気象台は、初霜と初氷を観測しました。仙台の初霜は平年・去年と比べてともに6日遅く、初氷は、平年より3日、去年より11日それぞれ早い観測です。
市民:
「やはり寒さもだんだん厳しくなり、冬らしくなってきましたね」
「マフラーと、あと手袋も、クローゼットから引っ張り出しました」
21日は寒気が緩むため、朝の最低気温は、気仙沼と石巻で3度、仙台で4度など、冷え込みは弱くなる見込みです。寒さが一段落しそうです。
なお、仙台管区気象台では、19日観測された初雪は今年から自動観測となりましたが、20日観測された初霜と初氷は、去年に続き、職員が人の目で観測しているということです。