養殖ノリの生産が盛んな宮城県の石巻湾で今シーズンの収穫が始まりました。

石巻湾では、日の出に合わせて漁師たちが船を出し、沖合に設置した網からノリを摘み取りました。

猛暑による海水温の上昇などで生育は遅れ気味だったものの、ようやく黒々とした質の良いノリになってきたということです。

全国シェアの半分を占める九州産がここ2年間不漁でノリが不足しているだけに、漁師たちは、良いノリを提供したいと意欲を見せています。

ノリ漁師 阿部正春さん:
「まだまだ水温が高い状態が続いているので、今後どうなるか分からない。今までの経験が通用しないところがあるが、おいしいノリを食卓に届けていきたい」

収穫したノリは乾ノリに加工されて、全国に出荷されます。摘み取り作業は来年4月ごろまで続きます。