弁護人:
「JUNには霊的な能力の話はしたのか」
直哉被告:
「『自分はそういうものが見える』と話した。JUNは『俺も見たことがある』と言って、心霊スポットでの経験を語りだしたので、『見える人なんだ』と思った」
弁護人:
「JUNとのやりとりでどんなことが起こったか」
直哉被告:
「2021年3月、敦子がある男性と食事に行くことになった。JUNに『同席したい』と相談したところ、『見えなくするのでついて行って良いですよ。声をかけない限りバレない』と言われた。その日は敦子の後ろを付け回した」
弁護人:
「敦子被告にはそのことを打ち明けたのか」
直哉被告:
「男性と解散した後に敦子に声をかけた。敦子は気づいていなかった」
弁護人:
「それでJUNの力を信じたのか」
直哉被告:
「『JUNがバレないようにしてくれた』と思った。『ここまで絶大な力を持っている人はいない』とも思った」
弁護人:
「他には」
直哉被告:
「『事故に気を付けて』と言われた3日後に事故に遭ったし、『正社員になれるよ』と言われた翌月に正社員になれた。『JUNが教えてくれたんだ』と思った」