宮城県大郷町の農地にサッカー場などを整備する「スマートスポーツパーク構想」について、町による住民アンケートの結果、構想に肯定的な回答が全体のおよそ50%を占め、否定的な回答の割合37.2%を上回りました。

この構想は、大郷町内の農地19ヘクタールにサッカー場12面や宿泊施設を整備するものです。
ただ、町議会では関連予算案が2度にわたり否決されていて、町は町民の意思を確認するため、10月から町内の中学生以上6930人を対象に「構想を進めるべきか」問うアンケートを郵送で配付、13日までに3273人から回答を得ました。
町によりますと、その結果、構想について「進めた方がよい」「どちらかといえば進めた方がよい」と回答した割合は50.3%となり、「やめた方がよい」「どちらかといえばやめた方がよい」と回答した割合は37.2%でした。「どちらともいえない」は12.0%でした。

町は11月19日の町議会全員協議会で結果を説明します。
また、事業費を精査するための地質調査などが終わり次第、早ければ来年3月の議会にも3度目となる関連予算案を提出したい考えです。