東北電力は、機器トラブルで11月4日から原子炉を停止させている女川原子力発電所2号機について、13日、再び原子炉を起動させる予定だと発表しました。

女川原子力発電所2号機を巡っては、11月3日、原子炉内の中性子の計測が正常か確認する検出器が原子炉から引き抜けなくなるトラブルが発生し、点検のため4日に原子炉を停止しました。

調査の結果検出器につながるケーブルを原子炉内に送り込む配管、「案内管」の接続部のナットに緩みがあり、ケーブルが案内管から外れて、機器が停止したことが判明しました。

その後、ナットの締め付けの確認など再発防止対策が完了したとして、東北電力は13日、再び原子炉を起動させる予定だと発表しました。女川原発2号機は、10月29日に東日本大震災の被災地にある原発として初めて再稼働しました。東北電力は12月頃の営業運転再開を目指しています。