11月8日、JR東北新幹線がパンタグラフの異常で一時運転を見合わせたトラブルで、宮城県大崎市の古川駅周辺に架線の金具2本が落下していたことがわかりました。

8日午後0時半頃、古川駅とくりこま高原駅の間を走行していた東北新幹線はやぶさ19号が緊急停止信号を受信し、点検の結果パンタグラフに損傷が見つかりました。東北新幹線は一部区間で運転を見合わせるなどし、およそ6万7000人に影響が出ました。

JR東日本によりますと、その後の点検の結果、古川駅とくりこま高原駅の間で架線の金具5か所に損傷が見つかったということです。

そのうち金具2本は、古川駅周辺の民家の屋根と駐車場に落下していました。金具は長さ1.2メートル、重さは1.5キロほどありますが、けがをした人はいませんでした。

JR東日本は、「深くおわび申し上げます」とコメントすると共に引き続き原因究明を進めると説明しています。