五輪前、赤間選手に最大のピンチが…
最大のピンチは去年8月、国際大会の練習中、骨盤と鎖骨を折る大けがに見舞われます。全治5か月との診断に林さんも最初は動揺してしまったそうです。

林希乃トレーナー:
「“終わったな”と思ったんですよ、オリンピック。“ここでやるか”と思って。でもずっと“オリンピックに行きたい”とは聞いていたし、そういう時に頼ってきてくれることは なかなか無いことなので、これはちょっと“どうにかせんといかんな”と思って。それでレントゲンの写真を送ってもらうと、(骨盤が)真ん中できれいにわかれて ズレてなかった。だから“いける!” と思って」

林さんの指導のもと、1週間後にはリハビリを開始。上半身や腹筋を中心に鍛えました。そして1ヶ月後には…、なんとスケートボードに乗れるまでに。驚異の回復を成し遂げました。

林希乃トレーナー:
「ボード乗り失敗した時に降りて走るんですけど、それができないと乗れないから、“ちょっと走ってごらん”と言ったら、意外と普通に走れた。 “じゃあ滑ってみようか”と言ったら、“右側の後ろが蹴った時に響きますけど、大丈夫です”ということで。おー、よしよしよしよし、みたいな感じでどんどんリハビリが進んでいった。あれで間に合う、と思いました」
赤間凛音選手:
「いつもほぼ毎日リモートでトレーニングを1時間ぐらいしてくれて、他の仕事もあるのですごく大変だと思う。大会中に(林さんを)思い出すことはあります」