新フォームで球団新記録!

4月29日のロッテ戦、1点リードの場面で登板した翔天投手は、新フォームで打者と対します。先頭打者にヒットを打たれ出塁を許しますが、続くバッターは力の乗ったストレートで詰まらせキャッチャーフライ。さらに変化球も低めにコントロールしダブルプレー。ボールの球威、制球ともに手応えを掴み、チームの勝利にも貢献しました。

楽天 鈴木翔天投手:
「ランナーはけっこう出したんですけど、自分の感覚だったりはそこから良くなりました。今まではいい球いっているけど、メカニックがしっくりこないとか、自分の中でメカニックはいいはずなのにストレートがあまりいかないとかが多かったんですけど、その試合から両方マッチし始めて、感覚よく投げられるようになりました」

試行錯誤を経て、理想の形を自分のものにした翔天投手。好不調の波がなくなり、被打率も昨シーズンから大きく向上するなど抜群の安定感を見せると、7月31日のホーム戦で、球団新記録となる25試合連続無失点を達成。その後も記録を28試合まで伸ばし、およそ3か月間無失点ピッチングを続けました。

楽天 鈴木翔天投手:
「無失点記録とかは、全く考えずにシーズンに臨んだので、自分が一番驚いています。(Q 周りからも記録について言われたりしましたか?)全然言われなかったですね。次投げたら記録更新ですねと記者に言われたくらいで、そこで初めて記録について気づきました。僕が崩れたらチームも負けるので、最近はリードの状態で則本さんに渡すことしか考えていないですね」