最大の特徴は「水洗式」

見た目は仮設トイレと変わりませんが、「マンホールトイレ」一番の特徴は“水洗式”であることなんです。

東松島市役所建設部下水道課 小田島毅さん:
「大きな災害が発生すると停電や断水が発生します。 そうすると水洗トイレが使えなくなります。人が多く集まる避難所、集会所でマンホールトイレを設置することによって、みなさん安心して使えるようにと整備しました」

マンホールトイレはこんな仕組みに。まずはトイレ使用後、シューターに残ったトイレットペーパーなどを備え付けの水でマンホール内の水道管へ流します。

そして、トイレの横にある手押しポンプを数回押します。すると地中の貯水槽から少しずつトイレ用水槽へと水が貯まっていきます。

40人ほどが使用し、トイレ用水槽がいっぱいになったら、チェーンを引き一気に水を流します。

この水流の強さにより、それぞれのトイレの下に溜まった汚物が、下水道管へと流されていきます