東日本大震災から13年。年月が経つなかで忘れてはいけないことのひとつが、次の災害に備える「防災」です。先日の能登半島地震でも問題となった災害発生時「トイレ問題」について、その解決のため“あるもの”を活用している自治体を取材しました。
実際に活躍している「マンホールトイレ」
宮城県東松島市役所の小田島毅さんです。下水道課に勤務しておよそ25年というプロフェッショナルです。

市内の「野蒜市民センター」に設置されている「災害用マンホールトイレ」です。 いったいどんなトイレなのでしょう?

誰でも簡単に設置できる組み立て式トイレということで、職員と一緒に建てていきます。
まず、災害用マンホールのふたを開け、そこに建屋を建てていきます。

建屋のパネルは簡単にひろげることができます。

固定用の金具をはめ、屋根を乗せてボルトで固定します。 この作業にも「災害時」を想定し道具を使わずに固定できるのが特徴です。
大久保悠アナウンサー:
「道具を使わないっていうのが、簡単に誰でもできますね」