3月1日から始まる春の火災予防運動を前に、仙台市内で29日、温浴施設での火事を想定した消防訓練が行われました。
仙台市青葉区の温浴施設、愛子天空の湯「そよぎの杜」で行われた訓練には職員や消防隊員らおよそ70人が参加しました。

訓練は、2階のサウナ機器などから火災が発生したという想定で行われ、職員らが施設利用者の避難誘導や安否確認をしました。また、消防隊員が2階から逃げ遅れた人をはしご車で救出する訓練も行われました。
去年、仙台市内では2022年よりも37件多い246件の火事があり、10人が死亡しています。
宮城消防署 荒井勲消防司令長:
「きょうの訓練を振り返ると、非常に社員の方に対して教育がなされておりまして、初期消火やお客様への避難誘導が適切になされていたと思います」

春の火災予防運動は、3月1日から7日までの1週間です。消防は家の周りに燃えやすいものを置かないよう呼びかけています。