みなさん、東京の私立開成高校はご存じでしょうか?東京大学への合格者数は41年連続で1位全国でも指折りの進学校といわれています。

中高一貫の開成学園の中学生がきょう6月2日、修学旅行で静岡県富士市を訪れました。なぜ富士を選んだのか?全国でも指折りの名門進学校は、実は富士市と深い縁がありました。
 
きょう、富士市を訪れたのは、東京都にある中高一貫の男子校「開成中学校・高等学校」の中学1年生・25人です。

開成といえば、岸田総理の母校であり、全国屈指の進学実績で知られる学校で、去年2021年も東京大学の合格者数は全国トップの193人を誇ります。

<開成中学校1年生>
「富士市は景色がすごくきれい」
「富士山の景色が」
「新幹線で通ったことはあるけど、下りたことはなかった」

開成では、高校2年までの5年間、毎年、宿泊を伴う修学旅行があり、中学1年は、河口湖周辺に泊まるのが通例となっています。

今年は305人の1年生のうち、希望する25人が富士市を訪れましたが、修学旅行の行き先に富士市が含まれるのは、今回が初めてです。

博物館、市内の寺と見学した生徒たちは街並みと駿河湾を見渡せる岩本山公園へ。富士市を堪能した生徒たちですが、いったいなぜ、修学旅行の行き先が富士だったなのでしょうか?

<開成中学校1年生>
「自分も佐野鼎のように、何かを切り拓いていくことができたら良い」

生徒が口にした佐野鼎…という人物。1829年に富士郡(現在の富士市)水戸島村で生まれ、江戸幕府の使節として、アメリカやヨーロッパに渡った偉人です。

この佐野鼎こそ、「開成中学・高校」を運営する開成学園の創設者だったのです。

富士市と開成学園は2021年、連携協定を締結。今回の修学旅行につながったというわけです。

<開成中学校1年生>
「佐野先生のふるさとにやっと来たのだなという、郷愁の念に似たようなものがある」

<開成学園 石附敏幸教諭>
「幕末にアメリカに行って知識を日本にもたらした人物、もう少し光を当てて、開成がつくられた原点を知ってもらいたい」