小型イカ釣り船によるスルメイカの漁獲枠の上限を上回り、すでに休漁措置がとられていることを受け、北海道・函館市の市長らが漁獲枠の拡大などを水産庁に要望しました。
きょう午前、北海道・函館市の大泉市長が漁業関係者らと水産庁を訪れ、すでに休漁中の小型イカ釣り船によるスルメイカ漁の漁獲枠拡大などを求める要望書を提出しました。
その中で、▼漁獲枠を拡大し1日でも早く漁を再開させることや、▼来年度は全国一律ではなく、それぞれの実績をもとに漁獲枠を配分するよう求めたとしています。
北海道・函館市 大泉潤 市長
「本当にギリギリで漁業を営んでいる皆さん、それから水産加工業の皆さんが、いかに文字通り死活問題の状況にあるということを強く訴えてまいりました。禁漁、目の前にいるその魚をとりに行くことができないということが、いかに納得できないかっていうことについて強く申し上げてきた」
不漁が続いていたスルメイカですが、今年は海水温や黒潮の流れの変化などから異例の豊漁となっていて、小型イカ釣り船に割り当てられた全国の漁獲枠の上限を超える事態となっています。このため、水産庁はあすにも来年3月末まで漁の停止命令を出す方針です。
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