伊東市議会の代表者会議が10月29日に開かれ、31日に田久保市長に対する不信任決議案を再び提出することが決まりました。田久保市長は31日失職することが決定的な状況です。

<記者>
「きょうにも議会の方で2度目の不信任決議案の提出がきまりそうですが?」
<伊東市 田久保真紀市長>
「はい」
<記者>
「粛々と受け止めるという感じでしょうか?」
<田久保市長>
「はい、そうですね」

29日、伊東市議会の各会派の代表者が集まって会議を開き、31日の臨時会で田久保市長に対する不信任決議案を再び提出することを正式に決めました。

学歴詐称疑惑が指摘される田久保市長の不信任決議案を巡っては20人の市議のうち19人が賛成する事を明らかにしていて、田久保市長の失職はほぼ確実な状況です。

<伊東市議会 代表者会議の座長 杉本一彦市議>
「満場一致とはなりませんでしたが(不信任決議案を)提出することは決定しました。いよいよ10月31日には結論がでるということですから、そのあたりはほっとしています」

代表者会議の座長を務める杉本市議は「田久保劇場」の終了を望むと話しました。

<杉本市議>
「ここまで自ら辞職するということを選択しなかった市長には憤りを感じます。世間一般的には田久保劇場という言われ方をしてきましたが、今回不信任決議で失職という形で、必ずしもその田久保劇場が終わるとは限りません。私としてみれば、(田久保劇場は)第一幕で終わっていただくことを望んでいます」

29日、田久保市長は市の総合教育会議に出席しました。対外公務はこれが最後になる可能性があります。

<田久保市長>
「私も子どもたちに対しまして、将来にわたって良い教育環境を提供することは何よりも大切だと考えています。引き続き教育行政に関するご協力をお願い申し上げます」

報道陣の取材に応じた田久保市長ですが、きょうも市長選についてのコメントはありませんでした。

<田久保市長>
「しっかりと最終日まで変わることなく、公務を続けたい、そのように思っております。以上でございます」

市議会から再びNOを突き付けられる事になる田久保市長。次の伊東市長選には、すでに複数人が立候補に意欲を示しています。