静岡市議会6月定例会は6月26日、統括質問が行われ、各会派相乗りで当選した難波市長に対し、政治姿勢が問われる質問が目立ちました。

静岡市議会6月定例会の統括質問1日目。難波市長の就任後、初めての答弁を聞こうと多くの市民が集まりました。

<自民 繁田和三議員>
「第4次静岡市総合計画の着実な推進について、難波市長はこの4次総をどのようにとらえているのか」

<静岡市 難波喬司市長>
「実施すべきものであり、継承すべきと考えています。ただし時代の潮流の反映、運営の方法、人口減少問題の対処の3つについては十分でないところがあると思っています」

これに対し、最大会派の自民党の市議は、選挙時に結んだ政策協定を尊重するよう強く求めました。

<創生静岡 安竹信男議員>
「改修後の清水庁舎にはどのような組織やスペースの配置を想定しているのかお答えください」

また、自民党に次ぐ第2勢力の創生静岡の議員は、清水庁舎の改修などについて問いましたが…。

<静岡市の担当者>
「工事中の行政サービスの与える影響等を考慮し、複数の改修パターンを比較して合理的な改修案をまとめていく予定です」

答弁のほとんどを職員に任せる形となりました。

多くの会派からの応援で当選した難波市長が今後、どのように市政運営をしていくのか注目されます。