安心してください!「ぴよりんチャレンジ」はほぼ成功⁉

第2弾の「ハロウィンうちっちぴよりん」箱根西麓で育ったカボチャをふんだんに生かした(写真提供:ホテルアソシア静岡)

特に力を注いだと振り返るのが、第1弾。「静岡の代表する食材というとまずは静岡茶。では、フルーツはなんだ?と。お茶に合うものを考える中で、ヒントになったのが家康のお手植えミカン。これを掛け合わせるとやっぱりいい感じだった。では、これで攻めようと」(古田製菓料理長)。出来上がったのは、お茶の緑が鮮やかな“うちっち”の「ぴよりん」でした。

フォルムには、ホテルパティシエとしてのプライドが垣間見えます。「ぴよりん」は、スポンジを粉末状にして散りばめ、ひよこのフワフワ感を再現したのに対し、「うちっち」は、くっきりとした輪郭を意識したといいます。

「『うちっち』は、あくまでフランス菓子をベースにした本格派。かわいくてなおかつ完成度の高いものに仕上げた」と胸を張ります。さらに本家は揺れに弱く、きれいな状態で持って帰るのが難しいとされ、SNS上では「#ぴよりんチャレンジ」なるワードが話題となりましたが、「うちっち」は家に持ち帰っても、よほどのことがない限り崩れません。