ゴマフアザラシの赤ちゃんといえば、生まれた頃は毛がふさふさしていて、真っ白で、とても愛らしいですが、これが大人になると黒っぽくて白ではありません。では、なぜ、ゴマフアザラシの赤ちゃんはなぜ白いのでしょうか。

<伊豆・三津シーパラダイス海獣飼育担当 田原由規さん>「ゴマフアザラシの赤ちゃんは、流氷の上で生まれます。なので外敵から身を守るために体が真っ白なんです」

今年3月末に生まれた当時のゴマフアザラシの「おもち」です。この白い毛が白い流氷の上では、保護色となっているんです。

生まれたときの大きさは、体長89センチ、体重は9.4kg。小さくてコロコロしていましたが…1か月経つと、あの真っ白だった「おもち」はこんな色です。大人のゴマフアザラシと同じ灰色の毛並みをしています。

<伊豆・三津シーパラダイス海獣飼育担当 田原由規さん>「離乳して2週間くらいたつとだんだん白い毛が抜けて、1か月もするとこんな状態になります。親と同じような模様になってしまう」

取材した日は、「おもち」の体重測定の日でした。じっとしていなので、正確にはわからないですが、約28kg。大人のゴマフアザラシよりはまだ小さいですが、すくすくと成長しています。

ところで、大人と同じ色になった灰色の毛並みに注目してください。灰色の中に黒い斑点があります。これが「ゴマフアザラシ」の名前の由来で、胡麻のような斑点があることから名付けられたんです。

いま、伊豆・三津シーパラダイスに行くと「おもち」が大きくなって独り立ちしはじめた姿が見られます。

<伊豆・三津シーパラダイス海獣飼育担当 田原由規さん>「かわいい姿、この時期だけですので、そんなに長く見られないので皆さん、見に来てください」

ということで、答えは「流氷と同じ白色で身を守るため」でした。ちなみに、ゴマフアザラシを漢字で書くと、「胡麻斑海豹」となります。「胡麻」をちらしたような「斑点」のある「海豹」(アザラシの別名)ということなんです。

5月4日放送