伊豆・箱根エリアで路線バスや観光バスを運行する「伊豆箱根バス」(本社・静岡県三島市)は、路線バスの終点で乗客の降車確認を怠り、小学生の児童1人を15分間にわたり閉じ込めていたことが分かりました。
閉じ込めが発生したのは、沼津駅発・大岡経由・三島駅行きの路線バス「沼51系統」で、7月15日午後2時40分ごろに終点の三島駅に到着した際、20代の男性運転手が乗客全員の降車を確認せず、車両を降りました。
運転手は駅近くのコンビニエンスストアで休憩して15分ほどして車両に戻ると、小学生児童1人が車内に閉じ込められていました。
伊豆箱根バスの「自動車乗務員服務規定」では、運行終了時に忘れ物や降り忘れ乗客が無いことを車両後方に移動して確認するルールになっていますが、運転手は運転席からミラー越しに見ただけだったということです。
閉じ込められた小学生児童は、運転席側の後部座席で寝ていて、運転席からのミラー越しでは目視できない状況だったとみられ、運転手が車両に戻ったときには小学生児童は目を覚ましていました。
当日の三島市の最高気温は34・3℃あり、停車したバスはエンジンも冷房も止まった状態になっていましたが、閉じ込められた小学生児童は健康状態に異常はなかったということです。伊豆箱根バスと運転手は児童と保護者に謝罪しました。
運転手は聞き取りに対して「前方からの目視で誰もいないと思い込んで、車両後方での確認を怠ってしまった」と話しているということです。
伊豆箱根バスは発生当日の7月15日に国土交通省中部運輸局静岡運輸支局に閉じ込め発生を報告しました。
伊豆箱根バスでは『お詫び』をホームページに掲載し、「関係の皆さまには多大なご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます。今般の事態を厳粛に受け止め、再発防止に向けて全力を挙げて取り組み、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。







