7月20日昼、富士山の富士宮ルートで、下山中の84歳の男性が疲労により動けなくなり、救助されました。

救助されたのは、香川県高松市茜町に住む無職の男性(84)です。

静岡県警によりますと、20日午後0時20分頃、富士山富士宮ルートの新七合目(標高約2800メートル)の南側で、疲労で動けなくなっている男性を県警の山岳遭難救助隊が救助しました。

男性はツアーで富士登山に訪れ、前日に九合目(標高約3400メートル)まで登ったものの、すでに体力が厳しかったことから今朝の登頂を断念。息子と2人で下山を開始しましたが、途中で疲労困憊し、行動不能になったということです。

九合目に常駐し、勤務交代のために下山中だった山岳遭難救助隊員2人が座り込んでいる男性を発見。隊員が「大丈夫ですか?」と声を掛けたところ、男性は「もう無理です」と答えたということです。

その後、2人の隊員が交代で男性を背負い、約45分かけて山を下り、午後1時過ぎに息子とともに富士宮口五合目まで無事に下山しました。

男性にけがはありませんでした。

警察は「装備や体調を万全に準備し、登山開始前に少しでも体調や天候等に不安を感じた場合には、登山を中止しましょう」と改めて注意を呼び掛けています。

富士山では登山者が救助される事案が相次いでいて、7月17日には99歳の女性が転んでけがをして動けなくなり、警察に救助されました。