静岡県熱海市は11月28日、熱海市消防本部の職員4人が任命権者の許可を得ずライフセイバーのアルバイトに従事したとして、停職や減給、戒告の懲戒処分にしたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは、熱海市消防本部の消防士4人です。

熱海市によりますと4人は、熱海市外の海水浴場で、任命権者の許可を得ずにライフセーバーのアルバイトに従事し、報酬を得たほか、消防本部や熱海市が行った事実確認に対する調査で当初アルバイトに従事していたことを否認する説明をするなど虚偽の報告をしたということです。

8月に熱海市消防本部に「熱海市の消防職員数名がライフセイバーのアルバイトに従事している」と匿名の通報があり、消防や熱海市が調査をしたことで発覚しました。熱海市は11月28日付で、4人の消防士をそれぞれ、停職や減給、戒告の懲戒処分にしたと発表しました。

消防士の懲戒処分を受けて熱海市の斉藤栄市長は、「この度、本市消防本部の職員4名が任命権者の許可を得ず営利企業に従事する非違行為を行い、このうち1名については病気休暇(有給)中にも同様の営利企業に従事したほか、娯楽や交友を目的とした私的行動を行うなど、療養の範囲を逸脱する行為が確認されたことにより、市民の皆様の信頼を著しく損なう結果となりましたことに対し、心よりお詫び申し上げます。当該4名の職員に対しては、厳正に懲戒処分を行ったところであります。今後は、全職員に対し服務規律の遵守及び法令遵守の徹底を改めて指示し、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。