「日本版コストコ」だけど…
肉はもちろんのこと、海鮮や野菜なども普通のスーパーよりも大きなサイズで販売。ここにロピアの戦略が隠されているんです。
「我々ターゲットは家族4人。そういう方が1週間の中で刺身やフライにしていただける。大でもなく小でもなく、我々『ロピアサイズ』というか。1週間に1度食べきれる量、それを『ミドル』という定義にしている」(ロピア中部営業本部長柴田昇取締役)
そのラインナップなどから「日本版コストコ」とも呼ばれるロピアですが、商品のサイズはコストコよりも少し小さめ。4人家族が満足できる量をお買い得な価格で、提供することを意識しているそうです。
<来店客>
「普通のスーパーよりも安いし、きれいなものが揃っていたので、これからはこっちに来ちゃうと思います」
「これ安いね、これ安いねって。野菜がずいぶん安かったから本当はこんな買うつもりなかったけど買っちゃった」
ロピアでの支払いは現金のみ。クレジットカード払いなどの手数料を無くすことで、その分、商品価格に還元できるのです。

ロピアが今回、出店した場所はなんとコストコの隣。柴田取締役は「コストコが大きく集客しているのは知っている。その客がロピアに行ってみると、『ロピアの方が』という人もいるので意識している。地域全体が潤えばいい」と、コストコとは、ライバル関係という意識ではなく、相乗効果を期待しているといいます。
新たな買い物スポットとして注目を浴びるロピア。今後、静岡県内で他に3店舗ほどを2、3年のうちにオープンしたいと意気込んでいます。