5日には長野県内全域を含む広い範囲に大雪警報が出され、雪かきに追われた人も多かったのではないでしょうか。
ただ、雪かきには思わぬリスクもあります。
専門家に注意点を聞きました。


3年前に、新潟県糸魚川市の酒蔵で撮影された映像です。

猪又酒造 猪又知良専務:
「あまりに雪が多いものですから、処理が追い付かなかった」

記録的な大雪で、流雪溝(りゅうせつこう)に捨てた雪が多すぎて、用水路からあふれた水が、酒蔵に流れ込みました。

5日に大雪に見舞われた長野県。

雪かきの際に流雪溝や用水路に捨てると、周囲に水があふれる危険性があると専門家は指摘します。

長岡技術科学大学 上村靖司(かみむら・せいじ)教授:
「入れすぎてしまうことがあって、詰まってあふれてしまう水害も毎年起きている」
「水量が少ない流れも弱いところは停滞しやすい、詰まりやすいので」

また、交通の妨害になるほど道路に雪をみだりに捨てることは県内では禁止されています。