「ビームライフル射撃」という種目をご存知でしょうか?

4年後に長野県で開催される国民スポーツ大会の正式種目にもなっていて、競技者を増やそうと、このほど長野市で体験会が開かれました。

「ビームライフル射撃」は、光線が出る銃を使って10メートル先の的を狙う競技種目です。

実弾を使わないため銃の所持資格は不要で、誰でも安全に楽しむことができ、2028年に長野県で開催される国民スポーツ大会の正式種目に採用されています。

しかし、ある問題が…

県ライフル射撃協会・関川孝雄(せきがわたかお)副会長:
「余りにもマイナーすぎるので、宣伝しているという状況。何とか希望者がいないかなと」

県内の高校生以下の競技者はわずか6人。

そのうち小学生は1人だけと、認知度の低さが課題となっています。

4年後の国民スポーツ大会を見据え、4日は、種目の普及や選手の発掘などを目的に長野市で体験会が開かれ、小学生など60人余りが参加。

的の中心の最高得点・10点はわずか直径1ミリですが…

「10点命中!」

子どもたちは次々と命中!

真剣な様子で黙々と競技に打ちこんでいました。

男子小学生:
「中々いい点が取れたなと思います。ちょっと当たりにくかったけど、ちょっと興味持ちました」
女子小学生:
「上手くなってきた気がしたので、これからも続けていきたいです」

今回の参加者のうち2人は、さっそく競技を始めるということです。

国民スポーツ大会には、中学3年生から出場が可能で、参加者の中から全国の舞台に挑む選手が誕生するかもしれません。