北アルプスの蝶ヶ岳で、27日午後、登山道から滑落した妻を助けようとした夫が滑落し、大けがをしました。
妻も軽いけがをしました。
松本警察署によりますと、27日午後1時前、蝶ヶ岳の標高およそ1900メートルの登山道で千葉県八千代市に住む公務員の61歳の女性が滑落しました。
一緒にいた62歳の公務員の夫が、妻を助けようとしたところ、滑落して、動けなくなりました。
夫からの救助要請を受けた県警山岳遭難救助隊員らが2人を救助し、午後7時前に救急隊に引き継ぎ、松本市内の病院に搬送されました。
夫は胸の骨を折る大けがをしたほか、妻も頭を打つなどして軽いけがをしました。
2人は26日に上高地から入山し、横尾を経由して蝶ヶ岳方面に向かっていました。