登録農家の一つ、北澤秀子(きたざわひでこ)さん夫婦。
これまで柿やリンゴなどの果樹をメインに作っていましたが、夫の退職を機に今年からピーマンの栽培を本格的に始めました。
秀子さん:
「可愛いというか、植えてこんなになってくれるので初心者でも楽しいですね」
出荷先は主に地元のJAですが、規格外のものはレストランに引き取ってもらい、収入につなげています。

夫・清さん:
「ありがたいですよね、どうしても規格外は出るので、それを取ってくれるのはムダにならないのでいいかなと思う」
さらに、ピーマンを作るおよそ3アールの畑はもともと「遊休農地」で、販路があることでこうして農地として活用することができます。
秀子さん:
「自分の土地は守らないと。たとえ山でもという思いでいる」

長谷川さん:
「こういった家庭菜園をやっている皆さんがいるからこそ遊休農地が今よりも悪化しないように農地が守られていることにつながっている。遊休農地の増加防止につながる一助になれば」
オープンを1週間後に控えたこの日。
生産者を招いた試食会が開かれました。
自分たちが育てた野菜や果物がどんな料理に生まれ変わったのか、食べて確かめてもらいます。

農家:
「おいしかったです。遠くからも来てもらえるようなお店にしてもらいたい」
「それぞれの生産者がいろいろ頑張って趣向を凝らして作っていてお互い勉強になる。量もたくさん使ってもらえるという点でも非常にロスが少なくて助かる」