仲間3人で立ち上げた会社は、10年が経った今では46人の契約農家と協力。

輸出量は増え続け、2022年はシンガポール、香港、台湾などに、500トン以上。


今年は729トンを輸出する計画です。


柳澤さん:
「人口もどんどん減ってきちゃってお米の消費量もどんどん減ってくるって中で、10年後も20年後も誇りを持って農業をするためには、しっかりと海外を見ていかなくちゃいけないなという思いで」


国内のコメの需要は下がり続け、ここ数年は毎年10万トンずつ減少しています。

生産調整を図ってきた政府の減反政策は2018年に廃止されましたが、需給バランスの調整は行われていて、コメ作りを続けたい農家にとって、主食用ではないコメ栽培への切り替えも選択肢です。

その中には飼料用や米粉用、そして、輸出米も含まれます。

柳澤さん:
「輸出がすべてを解決してくれるとはまったく思わないんですけども、やはり海外をしっかり見ていくというのは、これからの米農家にとっては非常に重要なことだと思ってます」