今回の「こども未来プロジェクト」は、ダンスが「生活の中心」と話す女子高校生を紹介します。

長野市で7月末に開かれたダンススクールの発表会。

軽やかに踊る選抜チームのひとりが、坂城町の高校1年生・宮本華寧(みやもと・はなね)さん。

今年、初めて選抜メンバーに選ばれました。

宮本さん:
「心から楽しんでるので 今も昔も。踊っている最中は楽しくて仕方なかったです」

華寧さんがダンスと出会ったのは、3歳の時。

華やかな衣装でステージに立つことが、うれしくて仕方なかったと振り返ります。

華寧さんの母:
「すごく小さいときは新聞紙でチアダンスの衣装みたいな、ひらひらしたのを作って家の中で踊っていたり」

踊る楽しさにのめり込んでいった華寧さんでしたが、小学3年の冬、試練が訪れます。

突然、原因不明の足の痛みで思うように体が動かせない状態に。

華寧さんを支えたのは、家族とダンスの仲間たちでした。

華寧さん:「動画でエール、はなね頑張れっていうのを送ってくれて…つらいんだけど、みんないるって」

カウンセリングを重ねて気持ちが前向きになり、徐々に足の痛みも回復。

3か月後には再び踊れるようになりました。

ダンスと共に成長できたと話す華寧さん。

将来の夢は、誰かを支える大人になることです。

華寧さん:
「すごい大人になるんじゃなくて、身近で支えてくれるような大人になりたいです」