指導する・青柳大樹(あおやぎ・だいき)隊員(豊科消防署):
「安全確実を意識した中で、(親指を)上にかける。これで上に行く力が生まれやすいというのがあります。蹴る力もそうですね、足を深くいれるほど、より安全ではあるんですが、それをちょっとつま先側に。面ではなくて点で蹴れるように」

矢島さんの県大会での優勝タイムは14秒6。

その後、自己ベストを全国トップも狙える13秒62まで縮めてきています。


記者:登っている時、何か考えていますか?
矢島拓己隊員:「いやもう、呼吸をしないように…」

矢島さんの目線カメラの映像を見ると確かに、息をする間もないほどの早業です…!

塩尻消防署 上原康二(うえはら・こうじ)署長:
「我々は一発勝負の現場ばかりですので、その中でいかに集中できるかというのは非常に大切なスキルだと思うので、しっかりとそういうところを勉強していると思う」

タイムを縮めるための探究心や訓練に取り組む精神力も、ふだんの現場に生きていると話す矢島さん。

矢島拓己隊員:
「自分のベストを出せればと思っています。準備はばっちりです!」

全国大会は25日に札幌市で行われます。