松本の夏を彩る音楽の祭典、OMF=セイジ・オザワ松本フェスティバルが今年も開幕しました。
OMF=「セイジ・オザワ松本フェスティバル」は、19日、若手演奏家による室内楽コンサートで幕を開けました。
9月6日までの間、多彩なプログラムやイベントが予定されています。
街中では…
地元の小・中学校の金管バンドや吹奏楽部などによる「歓迎パレード」。
43団体・およそ1,600人が、にぎやかな音色を響かせながら20日、市街地を行進しました。

パレードは、地元が誇る音楽フェスティバルを市民も参加して盛り上げようと、OMFの前身、「サイトウ・キネン・フェスティバル」時代の1992年にスタート。
「楽都・松本」を象徴する、夏の恒例行事になっています。
松本城の本丸庭園では、パレードを終えた団体による合同演奏会が行われ、26日のオペラ公演に出演するディエゴ・マテウスさんの指揮で、「信濃の国」などを演奏しました。
参加者:
「3年間で一番楽しくて本当に楽しい演奏でした」
参加者:
「めったにない機会なのでとても楽しかったです」
21日には、こんな場所でも。
プロのオペラ歌手による「出前コンサート」が開かれたのは、松本市立病院。
今年のオペラ公演「ラ・ボエーム」に出演するソリスト4人が登場し、入院患者や病院スタッフなどおよそ50人が、華やかな歌声に耳を傾けました。

入院患者:
「私も前は歌、歌ってたんだけど、もうね懐かしくて。なんか本当に元気が出ました」
コンサートの最後にはみんなで「ふるさと」を歌い、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。