いま、最盛期を迎えているのがトウモロコシです。
産地として有名なのが長野県の北にある信濃町ですが、そもそもなぜ、栽培が盛んになったかをご存じでしょうか。
トウモロコシの町・信濃町の盛り上がりとそのルーツに迫ります。
こんがりと焼けたトウモロコシから漂うしょうゆダレの香ばしい香り。
信濃町の通称「もろこし街道」では、トウモロコシをその場で焼く直売所が並び、毎年この時期になると朝早くから観光客などが訪れます。

訪れた人: 「おいしいですよ。食べなきゃ損ですよ」 「ここで食べる雰囲気がまたいいのかも」 「甘くてめっちゃおいしい」
信濃町では7月に雨の日が続いた影響で、出始めは1週間ほど遅れたということですが、連日の暑さで急速に成長し、例年通り今まさに旬を迎えています。

長原農園 長原秀夫さん: 「(出来は)上々ってもんじゃないかね」 「夜と昼の温度の差があるから、結構おいしいトウモロコシができるのは間違いないね」
中には40本も買っていくお客さんも。
買い求めた人: 「楽しみにしています毎年」 「きょうはもろこしご飯にしようかと思っています」
昼夜の寒暖差の影響で糖度が増すという信濃町のトウモロコシ。
そもそもこの町で栽培が盛んになった理由をご存知でしょうか。
その答えは、「もろこし街道」から車で10分ほどに位置する野尻湖の湖畔でわかります。