夢の甲子園を目指す夏の高校野球長野大会。
熱戦の裏には、そのグラウンドに立つことができない球児たちもいます。
長野市の強豪校でサポートに回った3年生。                                チーム一丸となって最後の夏を駆け抜けます。
長野市の長野日大高校野球部。
春の県大会でベスト4に入った実力校で、夏の目標はもちろん「優勝」です。

初戦を5日後に控えたこの日、練習に励む選手の傍らで、ボールを修繕する部員の姿がありました。
サポート役の3年生です。
■持沢康太(もちざわこうた)さん
「テープがはがれていて、室内(練習場が)汚れちゃうのでテープのま巻き直しをしています」

6月、夏の大会を前に選手を辞め、今は裏方としてチームを支えています。
サポート役の2人がキャッチボールをはじめました。
この日は、バッティングピッチャーとして、選手の練習を支えます。
サポート役の一人、舎川健太(とねがわ・けんた)さん。
春の大会まではベンチ入りを目指していましたが、大会後、選手を辞める決断をしました。

■舎川健太さん                                       
「自分が今できることは何だろうと考えたときに裏方に回ってチームをサポートすることだなと思った。ありがとうとかちょっとした言葉なんですけど、言ってくれるのがやりがいを感じます」




 
           
   
  










