中野市で5月、男女4人が殺害された事件を受けて、中野市議会は23日、犯罪被害者などを支援する条例を可決しました。

事件は5月、中野市江部(えべ)で男女4人がナイフや猟銃で殺害されたもので、近くに住む青木政憲(あおき・まさのり)容疑者が警察官2人を殺害した疑いで逮捕・送検されています。

事件を受けて中野市は犯罪被害者などへの支援を目的とする条例案を議会に提出し、23日午前の本会議で出席議員全員の賛成で可決されました。

条例には、市が犯罪被害者や家族に対し支援金の支給に努めることや、日常生活の支援、市営住宅への入居の配慮などが盛り込まれています。

条例は今年4月1日以降の被害者に対し適用されます。