梅雨入りし、いよいよ本格的な雨のシーズンを迎えました。
県内を含む関東甲信でも局地的な大雨をもたらす「線状降水帯」の予測情報が出されるなど警戒が強まっています。
私たちは、何をすべきなのか、専門家に聞きました。
■高野記者
「阿南町の県道ですがこのように大規模な土砂崩落が起きて、岩や木が道路を塞いでいます」

6月2日から3日にかけ、台風と梅雨前線の影響で、太平洋側で「線状降水帯」が相次いで発生、激しい雨が降り続けました。
県内を含む関東甲信でも予測情報が発表され、南部を中心に土砂災害が発生しました。
■中嶋記者
「土砂崩落が起こった飯田市の現場では、けさから撤去作業が行われています」
民家への被害も・・・。

■住民は
「バリバリ、ダーンという音がして、外へ出たらこういう状態で」
土砂災害が発生した阿南町富草(とみくさ)にある民家のすぐ裏。
雨で崩れた斜面を、飯田建設事務所の調査員と町の防災担当者が見回ります。
6月の土砂災害防止月間に合わせ、土砂崩れのおそれがある箇所などを点検し、対策を協議します。
■調査員
「一番は水がとにかく危ないのでブルーシートがはがれてしまったりとかそういうことがないのようによく見ていてもらって、雨が降って危ないときは家でもなるべく斜面から離れたところにいてもらうとか」
住民を含めて情報を共有。
事務所管内では、3日間で11市町村、23か所をパトロールします。

■飯田建設事務所 太田雅行さん
「崩壊の状況の進行がしていないかとか排水処理のところを重点に亀裂がないか点検しました」
土砂災害のおそれがあるとして法律に基づいて指定されている土砂災害警戒区域。